岡安 喜三郎
1.はじめに
「大学の勉学研究や大学生活など,自分の生活のなかで,コンピュ−タを道具(ツ−ル)として,自由に・楽しく,使いたい・活用したい」ということは,多くの組合員の願いであり,期待です.こうした願いや期待を基礎に,昨年6月の全国理事会で『Program for the innovation of computing environment
at Higher Education Level(略.HELP)〜高等教育におけるコンピュ−タ環境の革新のための計画』の
概要を決めました.「パソコン(PC)やワ−プロ(WP)を自分の勉学研究・生活に役立てたい」願いを,ユ−ザ−本位に,ユ−ザ−そのものである組合員の
知恵と参加で実現できたら,生協の場やつながりを通してサポ−トできたら,大学にある生協としての役割を充分に果たすことができる。これこそがHELPの
目的なのです. この文書は, 1.HELPの目的, 2.大学生協とHELPの関係,
3.HELPがもたらしたことなどを整理し,会員生協でのとりくみの内容と方向を明確にしていくためのものです.実りあるHELP推進活動にしていきたい
と思いますので,数多くの会員(理事会・役職員)で積極的に討議・検討していただき,魅力ある大学&コミュニティづくりに大学生協らしく貢献したいもので
す.
2.大学生協と「情報化」問題
魅力ある大学づくりの一環として,「情報化」への対応が,総ての大学で急ピッチで進んでいます.大学での勉学研究,教養・専門課程の『情報(処理)教
育』,事務管理,そして学内全体を網羅するLAN,全国の大学・研究機関をつなぐ『学術情報ネットワーク』など,コンピュ−タ抜きの大学や勉学研究教育は
考えられなくなっています. 個人のパソコン(PC)やワ−プロ(WP)の保有率も,学生ではPCが 10.3%,WPが
16.4%,教員ではPCが 32.8%,WPが 33.8%,職員ではPCが 13.2%,WPが
17.6%となっており,過半数を越える組合員がPCやWPを保有する状況は,目前に迫ってきています.「情報化」に対し,大学生協は「新しい協同をめざ
して−変化の時代における大学生協の役割」のなかで,その基本的な立場を表明しています.
「1980年代に入り,コンピュ−タとネットワ−クを一体のものとした情報処理・伝達技術が急速に進歩しています.いわゆる高度情報化社会の到来とし
て,生産・流通段階だけでなく生活のすみずみにまで情報化・ME(マイクロエレクトロニクス)化は進んできています.情報化は,人間の生活にとって,また
人間社会の発達にとって,欠くことはできません.しかし,少数の集団が情報を営利的・集中的ににぎることはその発達を阻害します.情報を国民が協同性を発
揮して主体的に使いこなせるようなしくみが求められています.」
また,「大学生協の役割」に,「大学の勉学・教育・研究活動を支え,大学コミュニティの充実に貢献する」ことを掲げています.その役割を果たすうえで,
「大学自体に必要な書籍や勉学用品などの供給をはじめ,学会などの大学の諸行事に生協としても積極的に協力していくことをつうじて,大学の機能の充実に側
面から協力しています.大学の構成員である学生・院生・教職員の大学における要求を実現しようとすれば,勉学・教育・研究条件を整備していくという,本
来,大学のなすべき業務とも密接にかかわってきます.大学生協は,大学生協の特質を生かして大学コミュニティの充実に貢献することができる」と述べ,大学
の勉学研究教育分野に対するとりくみの方向を明確にしています.
90年代は,魅力ある大学・コミュニティづくりとの関係で,勉学研究教育に関わる事業・領域が重要になってきます.HELPとは,「大学生協の役割」を
ふまえ,コンピュ−タの供給活動にとどまらず,大学の知的生産活動全般にわたる総合的なアシスタントとして,大学生協が積極的に自らの力を蓄え,役割を果
たしていきたいとの思いを表明したものです.
3.事業活動としてのHELPの対象
勉学研究教育に関わる大学生協の事業対象としては, 1 学生・院生や教職員の個人的な勉学研究や大学生活をサポ−トする『パ−ソナル』需要,
2 教室・ゼミなど,教育機能をサポ−ト『教材』需要, 3 研究室を中心にした『研究』需要, 4 大学の日常運営に必要な物資・資材を提供する『納品』需要が想定されます.
1) “勉学研究”などの『パ−ソナル』的需要
大学生協は,第1に,組合員の圧倒的多数を占める『パ−ソナル』需要に応え,勉学研究教育・日常生活をサポ−トする事業・組合員活動を中心に進めます.
学生の4人に1人,教職員の2人に1人の組合員がPC・WPを保有していますが,保有率は今後とも高まることが確実です.組合員=ユ−ザ−の使用目的や場
面,ハ−ド・ソフト環境,使用実感・改善要望などを調査・把握し,「PCやWPを自由に・楽しく使い,自分の勉学研究・生活に役立てたい」願いにそった,
ユ−ザ−本位の商品提供・組合員活動の実現に努めます.先輩や教員が講師となるPC・WP講習会・情報交流などを基礎に,普及率・活用術の拡大,「自分の
勉学研究・生活に役立つ」ハ−ド・ソフトの提供・開発を重視していきます.
2) 『研究室を中心にした』需要
第2に,大学の主要な機能である研究室の需要に対応します.研究室は,デ−タ蓄積や論文作成などに,コンピュ−タを積極的に利用・活用しており,新鮮で
良質な情報や応用技術の宝庫となっています.研究室にあるコンピュ−タやそこでの使い方が,所属する教員や院生・学生のハ−ド&ソフトの選択に大きな影響
を及ぼします.研究室での使い方の聞取りや懇談で良質の情報をえ,研究そのものを側面からサポ−トするツ−ルの発掘・提供に努力します.同時に,この分野
の専門家である教員・院生の交流・情報交換を進め,使用目的にあったハ−ド&ソフトの選択や効果的な使い方など,ビギナ−の方々にも役立つように配慮して
いきます.
3) 『大学の教育機能をサポ−トする教材』需要
第3に,大学の教育機能をサポ−トする教材需要です.情報教育が殆どの大学・学部に広がり,数十台のコンピュ−タを設置した教室・演習室なども増えてい
ます.コンピュ−タ・情報教育に関わる教材〔ex.フロッピィディスク(FD).プリント〕の提供は,教科書と同様の位置付けで「一元化」をめざし,
積極的に取り組んでいきます.
また,講義にコンピュ−タなどを活用することで,教授方法が広がり,「学生の勉学研究に役立つ・理解を促進する」多様な教材が生まれたり,必要になって
くると思います.教育や教材に関しては,様々な考え方が存在します.教材用品のとりくみは,様々な考え方を尊重し,充分に配慮したうえで,教職員・理事の
方々の自主的な活動として進めていくことが大切です.こうしたとりくみで,教職員と合意ができたり,要望のあった教材は,ユ−ザ−である学生の意見・要望
を汲みいれ,「より使いやすく・理解を促進する」ものにしていくことができます.
4) 『学内LAN・学術情報ネットワークに関わる』需要
学内LAN・学術情報ネットワークに関わる需要が,直接の事業対象となりうるかどうは,大学の考え方,大学と生協との関係に規定される部分を多くもって
います.大学の「情報化」に対する構想や具体的な計画を,教職員の組合員活動の一環として,また,大学との建設的な協力関係に基づく「大学と生協との組織
的なつながり」としてつかみ,大学に「生協の考え方やサポ−ト可能な事業・方向」を説明していくことが重要です.
大学生協の事業の基軸は,『パ−ソナル』需要に応え,勉学研究教育・日常生活を総合的にサポ−トすること,情報と商品提供・サ−ビスレベルで組合員の信
頼を得ることにあります.ここでの実績をもとに,大学と生協との協力関係を形成し,学内LAN・学術情報ネットワークに関わる領域に対応していくことが,
合意づくり・事業への参加につながってきます.
大学生協は,教科書・辞書,ノ−トなど勉学研究教育に関わる教材用品の提供を重点としてきました.HELPは,これらの商品群に加え,「PCやWPを自
由に・楽しく使う」に必要なツ−ルを積極的に提供・開発し,大学の勉学研究教育機能の発揮・充実に,大学生協らしく協力・貢献することをめざします.
4.HELPのとりくみ−3つの柱
HELPは3つの柱からなっています.第1の柱は,「大学をめぐるコンピュ−タ環境をつかむ」調査活動です.
情報教育の広がりや,個人レベルでのパソコン(PC)・ワ−プロ(WP)保有率の高まりのなかで,「PCやWPに触る・使う」機会が多くなっています.
「自分の生活のなかで,コンピュ−タを道具(ツ−ル)として,自由に・楽しく使いたい,活用したい」という,多くの組合員が持っている願いを現実のものに
していくためにも,見過ごされやすい「パ−ソナルユ−ス」に関わる使用目的や環境,実際の使用感・要望などをつかむことが基本です.あわせて,研究現場で
のコンピュ−タの利用実態や,学部・学科再編,急速に変化している『情報(処理)教育』の状況,学術情報ネットワーク・学内LANなどの構想や実相をつか
んでいきます.さらには,企業による情報処理機器の開発状況及び,教育市場への参入状況を調査していきます.
また,これと関連して,理事長・専務理事を中心に,大学の担当職員や研究室との組織的なつながりをつくり,大学の考え方や実態,研究教育環境に対する生協の役割や今後の方向性について語り合う場や機会を積極的にもっていくことが大切です.
第2の柱は,「コンピュ−タ環境の革新に貢献する商品開発・供給活動」の促進です.コンピュ−タに詳しい利用者を組合員にもつ生協の強みを生かして,使
用実感・改善要望を幅広く集め,ハ−ドやソフトに反映させていきます.「自由に・楽しく使う」操作性・互換性を重視し,印刷・通信,多様なメディア(音
声・画像など)に対応する各種の機能のアップ,勉学研究用のソフトの充実を図ることをめざしていきます.さらに,勉学研究のツ−ルとしてコンピュ−タの利
用を促進していくために,ハ−ド&ソフトを「大学用特別仕様&価格」で提供できるように,各メ−カ−との協力関係をつくり上げていきます. 「PCやWP
を自由に・楽しく使い,自分の勉学研究・生活に役立てたい」願いを具体化した『オリジナル商品』に UNIV.TOOL"
の商標をつけます.この商標は,勉学研究教育機能の充実に関わって,大学の知的生産活動全般にわたる総合的なアシスタントとしての大学生協の役割を果たそ
うという“大学生協の共同の主張”を表現したものになります.
第3の柱は,「ユ−ザ−との協同・協力関係の確立」です.商品提供にとどまらず,使用目的や実際の使い方など,ユ−ザ−の実態をありのままにつかみ,生
協の場や店舗を通じて,ユ−ザ−どうしのつながりづくりに役立っていくことです.また,ユ−ザ−組織の有無・活動状況を把握し,新しい協力関係をつくり上
げようと考えています.
大学の勉学研究教育に,コンピュ−タの活用が不可欠になるなかで, UNIV.TOOL"
を使用している方々を中心に,生協の場や懇談を通して,新たなつながりを数多くつくり,ユ−ザ−どうしの親睦・ノウハウの交流を深める機会の提供などに努
め,ユ−ザ−本位の「使用&操作環境の実現」をめざした積極的な提案をおこなっていきます.
5.HELPがもたらしたもの
HELPは,「大学の勉学研究や大学生活など,自分の生活のなかで,コンピュ−タを道具(ツ−ル)として,自由に・楽しく,使いたい・活用したい」,
「PCやWPを自分の勉学研究・生活に役立てたい」願いを,組合員の知恵と参加で実現していく活動です.その一環として,“コンピュ−タをツ−ルとして
使って学ぶ”にふさわしいハ−ド&ソフトを, 1「大学用の特別仕様」,
2「求めやすい価格」で提供できる要件及び,パ−トナ−(メ−カ−)の検討に着手しました. 1・
2をともにクリヤ−することをめざしつつも,コンピュ−タの普及を図る立場から, 1or
2のいずれかを満たした商品を提供していくことも,ベタ−な選択として生かすことにしました.
そのなかで,大学生協の基本的な考え方に理解を示すとともに,「大学市場に参入する機会を自らも検討していた」アップルコンピュ−タジャパンが,「大学
用特別仕様・求めやすい価格(UNIVプライス)」で「大学生協を通じて」コンピュ−タを提供する用意があることを意思表示してきました.その結果,
MacSEを UNIV.TOOL" として提供することを合意し,90年2月より取扱いが開始され,5月末現在で1400台の利用をみています.
昨年秋以降の研究室訪問・懇談,情報教育のカリキュラム調査, UNIV.TOOL" などの商品提供活動を振り返り,特徴点を幾つかにまとめてみます.
- 研
究室・使用現場に飛び込むなかで,良質な情報や実際の使われ方にふれ,研究に携わる教職員・院生の実態や使用実感,研究室におけるPCの使用環境などが見
えてきたこと.現場の実態や要望をつぶさに知る・学ぶことなど,現場での組合員との率直な懇談・情報の重要性を生協職員自らが経験・認識できたこと.
- UNIV.TOOL" MacSEを「求めやすい価格」で取り扱うことが,組合員の反響を呼ぶとともに,「生協が本気で,本格的に勉学研究教育分野のハ−ド&ソフトに対応する」と話題になったこと.
- UNIV.TOOL" を中心にした商品,懇談の場(機会)の提供で,新たな組合員=ユ−ザ−とのつながりがでてきたこと.多くの研究室とのつながりで,PCの位置付けや複数のハ−ドによる目的別の効果的な使用・活用方法など,新しい世界・情報に触れたこと.
- 新
たなユ−ザ−とのつながりを生かし,商品提供に必要な「情報・活用法・情報を持っている方の紹介」など,ユ−ザ−の問い合わせに的確なアドバイスをおこな
い,職員・店舗への信頼に結びついてきていること.今後,「勉学研究教育に関わる領域」を基軸にした事業展開が,生協の発展にとって大切なことが明ら
かになってきたこと.
- “組合員に聞く・学ぶ”活動を通し,情報・人と人とのつながりの蓄積が進み,生協の場やつながりを生かしたネット
ワ−クができるなど,生協の基礎的な力量強化に役立ったこと.今までとは違った組合員の方が,生協の店舗・懇談に積極的参加し,特に教職員・院生とのつな
がり・参加に拡がったこと.
HELP推進で,急ピッチで進む大学の情報化の実態と,勉学研究をサポ−トすることの奥の
深さをつかむことができ,生協の役割が鮮明になってきました.同時に, 1勉学研究分野の考え方の明確化,
2勉学研究教育を支援する教材・ツ−ル,とくにハ−ドを効果的に使う各種ソフトの提供・開発,
3良質な情報&商品,色々な使い方がみえる「情報センタ−」としての売場づくり,
4「専門的な知識・ハ−ド&ソフトの使い方に詳しい」担当者の育成・配置など,この分野に対する生協の基本的な姿勢の確立・計画の具体化の必要性を痛切に
感じることにもなりました.
6.HELP推進は大学生協の広がりをもたらします
総ての大学にみられる情報化の動きと『教学戦略』,私学における『生き残り』にも関わる施設改善が急速に進んでいます.また,私学の臨時定員増を2倍まで
認める措置(91年春より9年間)など,90年代は大学のみならず,大学生協にとっても,「有利」「不利」が複雑に絡み合うことが予想されます.大学生協
は,大学の知的生産活動全般にわたる総合的なアシスタントとして,魅力ある大学&コミュニティづくり,勉学研究教育機能の充実に,生協らしく貢献すること
が大切です.
大学生協は自主性・自発性に基づく協同の組織であり,『明るく・楽しく・おおらかな語らい&ふれあい』を事業経営に生かせる組織です.ユ−ザ−が直ぐそ
ばに存在し,なおかつユ−ザ−自らが良質な情報を持ち,店舗へ持ち寄ってくるという,極めて有利な組織です.ゼミ・研究室,事務室など生活の場を訪ね,使
用場面・使い方を把握し続けることが,生協からのモノ・サ−ビスの提供に,情報&知識に詳しい方・使い方のバリエ−ションの広がりといった,ユ−ザ−に関
わる情報を生かし,組合員にとって有用な新たな価値を付加していくことができます.大学生協は,組合員の知恵・情報・参加で,勉学研究生活に役立つツ−ル
の開発・提供を促進し,勉学研究教育を総合的にサポ−トしていく『生活情報館』をめざすことができます.
HELPは,「大学の勉学研究や大学生活など,自分の生活のなかで,コンピュ−タを道具(ツ−ル)として,自由に・楽しく,使いたい・活用したい」との
願いや期待を現実のものとしていく,生協の戦略的な活動です.勉学研究教育に関わる領域を基軸に,その専門的な担い手である教職員組合員の協力・参加の広
がりを,数多く・多様につくりだすことが重要です.あわせて,組合員・ユ−ザ−の立場から,事業&商品・サ−ビスの内容・質のあり方,情報の持つ意味など
を見直し,サ−ビスレベルをアップさせていくことが大切になってきています.
HELP推進で,大学の現状と組合員の願いにあった事業・組合員活動を展開し,学生・院生・教職員の知恵・情報・参加を生かし,変化の時代に対応した事
業発展・革新に結びつけていけたら,大学生協の役割・存在をいっそう高めていくことができるものと考えます.全国の総ての会員で,『明るく・楽しく』
HELPを推進していくことを期待します.
〔資料〕
『89年・勉学生活調査』から
89年秋におこなった「勉学生活調査」では,1) 自分の大学に情報(処理)教育が“ある”人が
75.7%,2) 自分自身が情報(処理)教育を“受けたことがある”人が,全体で 42.1%,(文系で 28.5%,理系
57.9%)となっています.満足度は,受講経験のある人は“まあ満足”が一番多くなっていますが,満足派より“やや不満”“不満”が
51.8%で,わずかながら多くなっています.情報(処理)教育に対する学生の不満も,期待するものも「わかりやすい内容」「すぐ使える」といった“基礎
的な講義”“受講機会の増加”が多くなっています.『PCを使った講義の初期的段階』の調査結果としてみると,講義の内容や環境に対する学生の考え方が反
映されているといえます.
* 「勉学生活調査」 自分自身が情報処理教育を受けたことが
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
| |ある|ない| |ある|ない| |ある|ない|
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
|全 体|42.1|55.3|文系1年|14.7|83.2|理系1年|29.2|66.9|
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
|文 系|28.3|69.7| 2年|30.4|68.0| 2年|53.2|44.1|
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
|理 系|57.9|39.6| 3年|33.8|64.0| 3年|66.7|31.3|
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
|医歯系|55.3|42.8| 4年|33.5|64.3| 4年|73.8|24.2|
+−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+−−−−+−−+−−+
* 「勉学生活調査」 情報処理教育に対する期待は
○ 文系 ○ 理系
1 基礎的な講義 12.3% 1 基礎的な講義 13.0%
2 受講機会の増加 9.0% 2 機器の充実 8.9%
3 機器の充実 6.7% 3 受講機会の増加 6.0%
○ “受講経験あり”の人 ○ “受講経験なし”の人
1 基礎的な講義 17.9% 1 基礎的な講義 7.8%
2 機器の充実 9.9% 2 受講機会の増加 7.8%
3 受講機会の増加 6.8% 3 機器の充実 5.8%
参考資料・文献
〇 大学をめぐる動き
* 「大学淘汰の時代」(中公新書)
〇 大学をめぐるネットワ−ク・情報教育
* 「学術情報流通の拡大方策について」
(90年1月.学術審議会・報告)
* 「私立大学における情報教育の目指すべき方向」
* 「私立大学における情報環境組織の目指すべき方向」
(90年3月.私立大学等情報処理教育連絡協議会・報告)
〇 コンピュ−タ事情
* 「コンピュ−タと教育」(岩波新書)
* 「ハイパ−メディアと教育革命」(アスキ−出版)
* 「物書きがコンピュ−タに出会うとき」(河出書房新社)
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