システムの推測は面白い

 西武鉄道のレッドアローで、昨年(2013年)から始まったSmoozチケットレスサービスは実に便利である。事務所が駅まで15分の場所にあるので、 事務所にいて予約できる。実は飲んでいても安心。たまに遅れてムダにしたこともある(2回ほど)。朝も、特急に乗ろうとすれば家で予約できる。
 それはさておき、朝のラッシュ時は池袋出口は長蛇の列 で、改札はしょっちゅう待たされる。要するに「特急券」の処理をめぐってのムダな案内があると思われる。
 レッドアローが池袋に近づくと特急券の処理について案内があるが、あれはまったく無用である。処理案内を聴くと、
 1)特急券は乗車券と重ねて改札機にお入れ下さい
 2)(乗車券が)ICカードの場合は、特急券を改札機に入れた後タッチして下さい
 3)チケットレスのお客さんは乗車券のみ改札機にお入れ下さい
 4)車内で購入した特急券は係員に渡して下さい
となっている。それなら、結局乗車券(定期券)だけ改札を通せばよいことになる。要は「乗車券だ け通して下さい」で十分なのである。実際に、特急券のチェックはしていないでしょう。逆に特に「4)の場合」には特急券改札機に入れることによりトラブルとなる。そのおかげで更に行列ができる。そもそも、池袋からの帰宅時は特急券を見 せたり改札を通す機会は、もはやどこにもない。
 もっとも実際に特急券を購入しないで乗車すればその時は「車内で」チェックされる。車掌が持つ「座席占有表」(というのかどうかは知りません)以外の席 に座っている、もしくはデッキなどにいる場合のみチェックすれば良いことになる。
 なお、これを読んでいろいろ試すのは、自己責任です。

 今は知らないが、昔の国鉄時代の特急等の座席指定の予約システム(「まるす」とか言っていた)を思い出す、結構オーバーブッキング(オーバーセリング、 同じ席を複 数発券すること)が見受けられた。その分の収拾のためにとかで、一定の席を車掌用に確保していたらしい。ホテルのオーバーブッキングとその収拾と同じで ある。
 オーバーブッキングを回避するためのプログラムでも開発すればよいのにと思うとともに、おそらく集集積席確保と現場処理の費用よりも、膨大なデータと処 理速度の制約のためその開発費とオペレーショ ンコストの方が高かったのかもしれない(当時)、ならば無理してシステム開発することもないのでは、と思ったのではないかと推測したものである。ほんとう はどうなのかは知らない。

 西武の案内も、もっと「深い目的」があるかもしれないが、それは知らない。

とかなんとか考えていると、結構飽きませんね。

追加◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 2014年12月第2週あたりから、池袋の特急専用改札口(直接外に出る改札口)はなくなった。降りたら普通の改札口から出るようになった。そうだろうね、もともと不要だったんだから