ワーカーズ協同組合論研究史
この小論は「協同組合研究の成果と課題」(堀越芳昭/JC総研 編、家の光協会発行、2014.5)に収録されている「ワーカーズ協同組合論研究史」の本文と文献一覧です。
冒頭、「日本の協同組合研究の主流は長らく協同組合の本質は流通過程にあるとし
て、生産過程・労働過程に特徴があるワーカーズ協同組合を「無視する」誤りを犯した。」で始めていますが、「協同組合の本質は流通過程にあ」りとする論の被害は、実は農業協同組合が最も受けていると思われます。そして何よりも日本の協同組合運動にも大きな被害を及ぼしていると言えます。